FlowerJapan 事務局
〒108-0074東京都港区高輪3-13-1
グランドプリンスホテル新高輪1F IKEBANA ATRIUM内
TEL / FAX03-3444-8744
Flower Japanは、日本文化である「いけばな」を軸に、
より豊かなライフスタイルを日本に、世界に、次世代へと伝え創出していくプロジェクトです。
いけばな作家・州村衛香の呼びかけに賛同した様々なジャンルのオピニオンリーダーたちが集い、2015年からいけばなを通した文化発信を行っています。
2018の展覧会テーマは、「器との出会い」。
器との出会いは、暮らしを豊かなものにしてくれます。愛でる愉しみや、心の潤いが生まれるきっかけ。花の器は、大地から切り取られた植物の命を生かすための新しい住処。
そこに花をいけることで、私たち人間には、暮らしや心に彩りを与える場が生まれます。
器との出会いから生まれた、ビジネスリーダーたちのいけばなをお楽しみください。
FlowerJapan is a project to disseminate a more enriched lifestyle throughout Japan, to the world, and to the next generation, with the Japanese culture “Ikebana” at its core.
Since 2015, opinion leaders from a variety of backgrounds supporting Eikou Sumura, an Ikebana Artist, have been offering cultural information through Ikebana.
FlowerJapan, through its Ikebana activities, creates opportunities to experience the joy and excitement of Japanese cultures. It also offers places to disseminate and share new perceptions of Japanese cultures and messages triggering interests.
経営者、家元、編集長、いけばな作家たちが集い、「いけばな」をキーワードに、より豊かなライフスタイルの実現のための文化や、感性を刺激する美意識について語ります。2流派の家元による「生花」「立華」の古典いけばな作品は、IKEBANA NIGHT !!のみの特別展示です。
昭和40年代には、全国に3,000以上の華道の流派が存在したと言われています。古典いけばなの「伝承する型の美」。そして現代いけばなの「創造する自由な造形の美」。平成最後の秋に、二流派の家元による古典の型である「立華」「生花」のいけばな解説や、時代が求めるこれからの花の表現を探り、その可能性について語っていただきます。現在、枝ものや杜若等、伝統的ないけばな用のお稽古花材の生産は危機的な状況です。花の産業と文化を守り支えていくためのいけばなの役割も検討します。
古流理恩会 11代家元
宇田川理翁
龍生派 4代家元
吉村華洲
オリジナルのミュージカル公演のみならず、パフォーマンスとアート(音楽)による企業研修など、独自の活動でミュージカルの世界を構築する音楽座ミュージカル。いけばなによる学びのアプローチも、同様に「企業研修」などに活用されています。新しい視点と体験から、文化に触れ、感じることを共有します。
時代の変化と共にコミュニケーションの在り方が問われる今、いけばなを体験した経営者たちが感じたいけばなの価値やその役割とは?本展にご出展された参加者の方々に様々な角度から語っていただきます。そして、いけばなを取り巻く環境、いけばな花材、花器、花道具などの産業の現状も重ね合わせながら、これからの文化発信、日本文化を支える新しいパトロネージュのアプローチを探ります。
堀内勉株式会社アクアイグニス
取締役会長
菅大介株式会社チェリオコーポレーション
専務取締役
中村奈都子日本経済新聞社 編集局
NIKKEI The STYLE 編集長
州村衛香いけばな作家
Flower Japan 代表
本展会期中は、大久保雅永によるヒルサイドフォーラム前のシンボルツリーを取り込んだ、いけばなインスタレーションが屋外に出現。
[略歴]:1933年生まれ。草月流の創始者、初代家元・勅使河原蒼風と、その右腕的存在だった父・大久保雅充に師事。いけばなからの発想で造形的な作品を手掛け、紙粘土や発泡スチロールなどあらゆる素材を用いて独創的で夢のある世界を作り上げる。代表的な作品は、自らが熔接して作り上げる鉄のオブジェと、その鉄に和紙を重ねて灯る「あかり」のシリーズ。Flower Japan代表の州村衛香は従兄弟である。
本展入口には、大久保雅永による鉄の花器のオブジェに、州村衛香がお迎え花をいける。
[略歴]:いけばな使節として外務省より派遣されるなど、これまでに海外20か国30か所以上を歴訪。国内外でいけばなの普及、発展のためのデモンストレーション、ワークショップを行う。作家活動、いけばな指導、指導者育成、植物における空間演出や講演など、多方面で活躍。現在、(財) 草月会評議員、草月会師範会理事、草月会本部講師、いけばな芸術協会特別会員、いけばな協会評議員、日本空間デザイン協会正会員を務める。セルリアンタワー東急ホテル、東急キャピトルタワー、グランドプリンスホテル新高輪にていけばな常設展示。
会期中は、さまざなま花にまつわるコラボレーション企画をご用意して皆様をお待ちしております。
ファースト・パトロネージュ・プログラム一般財団法人川村文化芸術振興財団の主催、一般社団法人ザ・クリエイション・オブ・ジャパンの協力により実施されるプログラム。ここから選出された若手工芸作家の作品を、本展出品者が購入し、若き創り手のスタートとこの活動を支援します。
CAFE/WORKSHOP会場内のカフェでは、昨年も好評だったWABARAによるレモネードなど特別なフラワーメニューをご用意。WABARAの1輪プレゼントや、10日・11日は、13時から17時の間、いけばな体験の花材としても親しんでいただけます。
PRESENT/WORKSHOPドネーションボトルにご寄付いただいた方や、ご来場のお子さまには、ガーベラをプレゼント。いただいたご寄付はいけばなの発信のための広報活動へ役立てられます。10日・11日は、13時から17時の時間にいけばな体験の花材としても親しんでいただけます。
[企画協力] IKEBANA ATRIUM 株式会社スペースイフェクト 一般社団法人ジャパン・フラワー&コミュニケーションズ PARAMETA INC.
[協賛]ロート製薬株式会社 西濃運輸株式会社 ヒルサイドテラス ローズファームケイジ 浜松PCガーベラ
[特別協力] いけばな古流理恩会 いけばな龍生派 一般財団法人川村文化芸術振興財団 一般社団法人ザ・クリエイション・オブ・ジャパン 音楽座ミュージカル たかはしじゅんいち
Flower Japan実行委員会事務局
〒108-0074 東京都港区高輪3-13-1
グランドプリンスホテル新高輪1F IKEBANA ATRIUM内
TEL/FAX 03-3444-8744
E-mail : info@flowerjapan.jp
ごあいさつ
Message from the Chairman
「いけばな」という日本で生まれた文化は、
今では、世界中に広がり親しまれている花文化です。
“Ikebana”, a culture originated from Japan, is now a recognized flower culture spread across the globe.
3年目を迎える今年は、銀座から代官山へと場所を移しました。
This year, on the third year of the exhibition, we moved our location from Ginza to Daikanyama.
今年の展覧会のテーマは、「本と花」。
The theme of this year’s exhibition is “books and flowers.”
ビジネスリーダーの方々が選んだ1冊の本から
いけばな作品が生まれる、いけばな展としては初の試みです。
An ikebana work is created from a book chosen by each of the business leaders – this is the first-ever attempt for an Ikebana exhibition.
本から生まれたいけばなと、いけばなから出会う本。
An Ikebana work created from a book, and a book found from an Ikebana work.
本もいけばなも、作者が紡ぎ出す世界。
A book as well as an Ikebana work is a world woven by a creator.
その世界に人が出会い、感性を揺さぶられ、
深く心の中に何かが届いていく深みのある時間と空間のある世界です。
Those who meet its world are deeply inspired, feel something deep down in their heart – that world is profound and spacious.
読書の秋、そして芸術の秋。
In Japan, we say the autumn is the best season for reading and art.
この季節は、それぞれの持つ世界がより深く私たちの感性を刺激します。
In autumn, the world of reading as well as art stimulates our sense and sensibility even more than usual.
「豊かに生きる」ことに必要な文化の力を、
いけばなを通して、感じていただけましたら幸いです。
It is our sincere hope that, through Ikebana, you will feel the potential of culture necessary to “live an enriched life.”
本展にご出品いただいた方々は、
FlowerJapanの理念に賛同された、いけばなのメッセンジャーでもあります。
出品者の想いが込められたいけばなを
心ゆくまでお楽しみください。
Those who submitted works to our exhibition are messengers of Ikebana supporting the philosophy of FlowerJapan. Please enjoy the heartwarming works of the exhibitors.
最後に、「次世代に繋げるいけばな文化」への継承の想いに
多くの方々がご賛同くださり、お力添えいただき本展覧会を実現する運びとなりました。
本展にご協力いただきました全ての方々に、心より御礼を申し上げます。
Lastly, numerous people supported our desire of succeeding “Ikebana culture to the next generation”, and with their effort and cooperation, we were able to make the exhibition come true.
I hereby would like to thank all of you who contributed and supported the 3rd Exhibition.
FlowerJapan 実行委員会 代表
Chairman, FlowerJapan Executive Committee
いけばな作家
Ikebana Artist
州村衛香
Eikou Sumura
FlowerJapan とは
About FlowerJapan
Flower Japanは、日本文化である「いけばな」を軸に、
より豊かなライフスタイルを日本に、世界に、次世代へと伝え創出していくプロジェクトです。
FlowerJapan is a project to disseminate a more enriched lifestyle throughout Japan, to the world, and to the next generation, with the Japanese culture “Ikebana” at its core.
いけばな作家・州村衛香の呼びかけに賛同した様々なジャンルのオピニオンリーダーたちが集い、2015年からいけばなを通した文化発信を行っています。
Since 2015, opinion leaders from a variety of backgrounds supporting Eikou Sumura, an Ikebana Artist, have been offering cultural information through Ikebana.
いけばなを通して、日本文化に宿る醍醐味を体験いただく機会や、
日本文化への新たな気づき、興味のきっかけとなる発信、共有できる場を創出して参ります。
FlowerJapan, through its Ikebana activities, creates opportunities to experience the joy and excitement of Japanese cultures. It also offers places to disseminate and share new perceptions of Japanese cultures and messages triggering interests.
いけばなは、植物を活かすこと。
Ikebana is about bringing life to flowers and plants.
そして植物に想いを託して伝えることでもあります。
It is also about expressing our inner thoughts and feelings through flowers and plants.
日本独自の発展を遂げたいけばなは、
現在世界中に広がる花文化となりました。
Ikebana had evolved in Japan independently but it has now become a flower culture spreading across the globe.
武士の嗜みでもあったいけばなは、
感性を研ぎ澄ます瞑想のような側面もあります。
Ikebana used to be one of the essential disciplines of Samurai warriors—it has an aspect of meditation to refine our sensibility.
「ビジネス」と「いけばな」に共通する、直観力、決断力、想像力、そして俯瞰の眼。
Perceptiveness, decision-making, creativity, and focusing on the big picture— these skills are common to both “business” and “Ikebana.”
こうしたスキルの鍛錬の場でもあるいけばな。
Ikebana is a disciplinary place to acquire these skills.
この醍醐味に触れていただき、伝えるきっかけとして
本展「ビジネスリーダーたちのいけばな展」が2015年よりスタートしました。
Our exhibition, “Ikebana Exhibition by Business Leaders,” started in 2015, with the hope of bringing and expressing the joy and excitement.
時代と共に、
文化の継承の仕方、お稽古文化も大きく変化しています。
今は、まさにその転換期。
The inheritance of a culture as well as the culture of enrichment lessons is changing significantly with the times. Now, we are right at the turning point.
次世代へと繋いでいくための
いけばなのあり方や、その伝え方を模索しながら
植物と人との深い交流から生まれる美の世界を追求して参ります。
We’ll seek out the world of beauty coming from profound interactions when plants and humanity are brought together— by exploring the way of Ikebana and how to pass it on to the next generation.